MEDICAL INFO

診察案内

  • 慢性的に続く腰下肢痛、頸肩腕部痛にお困りの方、画像検査では大した問題はないのに痛みがいつまでも続く方、腰椎椎間板ヘルニア・頸椎椎間板ヘルニアを患っている方、背骨の変形に伴う腰下肢痛や頸肩腕部痛に対して手術を希望されない方など、お困りの方はお気軽のご相談ください。また当クリニックは近隣の医療機関と連携しております。手術を受けるかお悩みの方は、当科での治療を試みた後に改めて手術を検討することも可能ですので、お気軽にご相談ください。

  • 帯状疱疹ワクチンについて

全身

  • 帯状疱疹

    帯状疱疹は、子どもの頃に感染する水ぼうそうのウイルスが原因で起こる病気です。水ぼうそうが治癒した後もウイルスは体内に潜み続け、加齢や疲労、ストレスで免疫力が下がると、再活性化し帯状疱疹を発症します。

    日本人成人の90%以上はこのウイルスが潜伏しており、ウイルスに対する免疫が低下する50歳以降から発症頻度が増加し、80歳までに約3人に1人もの方が帯状疱疹になるといわれています。

    初期症状はよくピリピリ、チクチクと例えられる神経痛から始まり次第に痛みを感じる部分に皮疹が現れます。この時に、感染は皮膚と神経の両方で生じているため強い痛みを感じ、なかには睡眠、仕事もできないなど生活に支障が出てしまう方もいらっしゃいます。一般的には1ヶ月ほどで皮疹は治癒していきますが、実は発症した50歳以上の2割、80歳以上の3割の方が後遺症として帯状疱疹後神経痛(PHN)が残るといわれています。

    治療法

    帯状疱疹後神経痛を予防するには、できるだけ早期に抗ヘルペスウイルス薬による治療を開始することが重要です。当院の帯状疱疹治療も早期の抗ウイルス薬処方と鎮痛薬を用いた痛みのコントロールを原則としていますが、後遺症化が予想される帯状疱疹ではできるだけ早期から神経ブロックなどの積極的な治療を進めてまいります。

  • 帯状疱疹後神経痛

    帯状疱疹後神経痛(PHN)とは、皮疹が消失し、帯状疱疹が治癒した後も続く痛みのことを指します。帯状疱疹の後遺症といわれる状態です。帯状疱疹に伴う合併症で最も多く、帯状疱疹を発症した50歳以上の2割、80歳以上の3割の方が発症するといわれています。

    帯状疱疹後神経痛の特徴

    • 3~6ヶ月経過して発症する神経痛
    • ヒリヒリした灼ける、針で刺される、締め付けられる、切り裂かれるような痛み
    • 衣服が軽く触れただけでも激痛が走る
    • 強い痛みにより不眠を伴う

    などが挙げられます。
    激しい痛みによって日常生活が制限され、寝たきりになってしまうこともあり、必然的に筋力も低下し、著しく体力を消耗してしまうこともあります。

    帯状疱疹後神経痛に移行するリスクが高い方

    • 高齢者
    • 女性
    • 重度の急性疼痛(発症してからの痛みが強い)
    • 前駆症状(皮疹が出現する前の疼痛)がある
    • 広範囲や重度の皮疹

    治療法

    現時点で後遺症化したPHNに対する確実な治療法はなく、内服薬での対症療法が中心となります。また当院では局所麻酔薬含有軟膏(自費)の取り扱いもございます。ご要望の方はご相談ください。

    このように帯状疱疹の治療はできる限りPHNへの移行を防ぐことが重要であり、後遺症化が予想される帯状疱疹では早期からの神経ブロック注射が有用と言われています。
    帯状疱疹発症後3カ月までを目安に、当院では集中的に各種神経ブロック注射の治療を行っております。

    また近年、脊髄刺激療法の導入が重症帯状疱疹に対して一定の効果が得られたという文献報告が複数なされており、各種神経ブロック注射でも改善が乏しい症例に対しては、日本医科大学多摩永山病院麻酔科と協力して脊髄刺激療法も行っております。

    強い痛みが続く帯状疱疹を患っている方は、おかかりの先生とご相談の上、出来るだけ早期に当院までご相談ください。

  • 五十肩(肩関節周囲炎)

    五十肩(肩関節周囲炎)は怪我等の明確な起点がなく発症し肩関節周囲の痛みや可動域制限(痛みや硬さで動かせる範囲の制限)が生じる状態の事で、肩関節周囲に炎症が生じる疾患の総称です。一般的には四十肩や五十肩と言われています。

    症状

    • 洗髪する時に痛む
    • 洗濯物を干す時に痛む
    • 服を着る時に痛む
    • エプロンの紐を結ぶ時に痛む

    治療の流れ

    五十肩は炎症期、拘縮期、回復期と3つの段階で徐々に進行して行きます。軽い症状であれば日常生活を送る中で自然に治癒する場合もありますが、発症から治癒まで1年程度の期間を要する場合もあります。そのため、早期に適切な治療が必要です。患者様の状態に合わせて薬物療法やブロック注射、リハビリテーションを実施しながら治療を進めていきます。

    1. 炎症期
      安静にしていても痛みがあります。夜痛くて目が覚めたり、痛みで肩が動かせない等、特に痛みの強い状態です。
    2. 拘縮期
      徐々に安静時の痛みは治まっていきますが、肩を動かした時の痛みや、周りの組織が固まって動かし辛くなっている状態です。
    3. 回復期
      動作時の痛みや肩の動かしづらさが、徐々に緩和してくる時期です。日常生活では問題なく動かせるようになってきますが、大きく動かすと不意に痛むこともあります。

    五十肩のリハビリテーション

    痛みや肩の動かしづらさに対して、理学療法士による運動療法を実施します。症状をチェックさせて頂き、患者様の状態に合わせて適切な筋力トレーニングやストレッチを実施します。また、回復を早めるために自宅で出来る筋力トレーニングやストレッチ、日常動作の指導を行います。

腰部

  • 腰椎椎間板ヘルニア

    腰椎椎間板ヘルニアとは

    椎間板とは2つの椎骨(背骨を構成する骨)の間にある軟骨で、背骨をつなぎ、クッションの役割をしています。その椎間板が変性し一部が飛びだすことを椎間板ヘルニアといいます。
    一般的に悪い姿勢での動作や作業、喫煙などでヘルニアが起こりやすくなることが知られています。

    症状

    腰椎椎間板ヘルニアが神経を圧迫することで、腰や足に激しい痛み、しびれなどの症状を起こしますが、腰の椎体から出ている腰神経は5本あり、どの神経が障害されているかにより、痛みが発生する部位は異なります。
    一般的に坐骨神経痛と言われるものは、腰椎椎間板ヘルニアの代表的な症状です。

    • 腰から大腿、ふくらはぎに痛みやしびれがある
    • 歩くと痛みが強くなり、立ち止まってしまう
    • 痛みが強くいため体が傾いてしまう
    • 洗顔、歯磨きの姿勢で痛みが出る

    このような症状がみられる場合は、腰椎椎間板ヘルニアによる神経症状が疑われます。

    検査・治療

    当院では内服治療に加えて、神経ブロック注射を行います。
    腰椎椎間板ヘルニアがどの部位で発生しているかによって、行う神経ブロック注射が異なるため腰椎MRI検査を行う必要があります。
    腰椎MRI検査では

    1. どの神経が障害されているか
    2. 脊柱管のどの場所で障害されているか

    を、症状と併せて診断します。
    この診断をもとにより効果的な神経ブロック注射を適切に選択していきます。
    神経ブロック注射は複数回行いながら症状の軽快を図ります。
    ただ症状が強く、治療効果が乏しい場合にはれんとX線透視を用いた神経根ブロックや硬膜外腔融着剥離術なども検討します

    このような症状に注意

    上記の症状に加え

    • 下肢に全く力が入らず、麻痺がある
    • 尿が出ない、もしくは頻繁に尿失禁する
    • 肛門に力がが入らない 便が無意識に漏れる

    といった症状がある場合は、巨大ヘルニアが予想され緊急手術が必要な可能性がありますので、出来るだけ早急に大きな医療機関をご受診ください。

頸部

  • 頚椎症性神経根症・頸椎椎間板ヘルニア

    準備中です

顔面

  • 三叉神経痛

    準備中です

FLOW

診療の流れ

1

お電話にてご予約

お電話でご予約ください。 お悩み、曜日、時間などをお伺いして、ご予約を承ります。直接来院された場合でも診察は可能ですが、当日の予約状況次第で、お待ち頂く時間が長くなる可能性がございます。

2

受付・問診

ご来院頂いた際に、医師の診察前に問診表の記入をお願い致します。他の医療機関を受診されていて、紹介状や画像検査のデータをお持ちの方はご持参ください。

3

診察・治療

ご記入いただいた問診票をもとに医師が診察致します。必要に応じて画像検査を検討します。また初診時でも必要に応じて神経ブロック治療を行うことがあります。その場合は10~30分程度の経過観察時間が必要となりますので時間に余裕を持ってお越しください。ご都合が悪い場合は、診察時に医師にご相談ください。

4

お会計・次回予約

当クリニックの支払いは現金のみとなります。また受付で次回診察の予約をして頂きます。後日電話での予約受付も可能です。