帯状疱疹ワクチン(シングリックス®)とは

前回に引き続き、今、予防接種のCMでおなじみの帯状疱疹の概要、治療、予防などに関してお伝えしていきます。

帯状疱疹ワクチン(シングリックス®)

先に述べましたが、帯状疱疹後神経痛を確実に治す治療方法は現在の医療では存在しません。

また、発症してしまった帯状疱疹から帯状疱疹後神経痛への移行を確実に予防する方法も存在しないのが現状です。

従って帯状疱疹を発症させないことが何よりも重要なのです。

帯状疱疹を予防するためには日頃の体調管理が重要ですが、その他に近年注目を浴びている帯状疱疹不活化ワクチン(シングリックス®)の予防接種が有効になります。

シングリックス®は、2020年に登場したワクチンで、従来のワクチン(生ワクチン)と比べ有効性、持続期間、安全性が優れています。従来のワクチンは60%の方に効果を発揮し、接種後約5年で効果は低下するといわれていましたが、シングリックス®は2回接種後90%の方に効果を発揮し、効果持続期間は10年以上と高い有効性を発揮しています。また従来のワクチンは感染率が高まる高齢者ほど予防効果が弱まるという欠点がありましたが、シングリックス®は70歳以上の高齢者に対しても90%以上の高い予防効果を認めています。

シングリックス®は登場して10年程度経過したのワクチンであり、現時点で10年間の予防効果が認められております。効果持続期間については現在も継続的に検証しており、15年経過時点での予防効果に関しても報告されることが期待されています。

従って現時点でシングリックス®は帯状疱疹に対して最も有効な予防法と言えるのです。

当院は帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛の根絶を目指してしているため、従来のワクチンではなくシングリックス®を推奨し、接種を行っております。50歳以上の方が主な対象となります。

当院でのワクチン接種は1回22000円(税込)で3カ月の期間を空けて2回目の接種を行います。

大変高価なワクチンではありますが、特に50歳以上の方にとってはこれからの豊かな生活を守ってくれる切り札となる予防医療です。

ぜひシングリックス®接種をご検討ください。

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